皆さん、エアコン選びって何を見て決めますか?メーカー・搭載機能がたくさんある中で何が良いのかさっぱりですよね。
よく分からないけど、購入金額を抑えて買いたいわね
部屋が広いからとりあえずデカいエアコンが欲しいかな
このようにほとんどの方が「こうだったらいいな・気になるのはこれかな」など、なんとなくのイメージでエアコン購入を検討していると思います。なので、家電量販店で店員さんに「何が良いの?」と聞いて勧められた物を買おうとしているのではないですか?
それでもいいのですが…勿体ないです!!
家電量販店の方を悪く言うわけではないですが、「今売りたい機種・とりあえずの上位機種」を勧めてくることが多いので、本来欲しかった機能・知らないと損する機能など金額面・健康面からも知って得する内容をお届けします。
この記事では「適用畳数」「省エネ機能」「プラスα機能」など、エアコンを選ぶのに確認必須なポイントを紹介していきます。プラスα機能が特に見て欲しい内容ですね!!
私がオススメする機能・低額購入する為に削れる機能なども併せてお届けしますのでご覧ください。
エアコン選びのポイント
部屋の広さ
設置を考えている部屋よりも適用畳数が大きいものを買う!!
室内環境を調整する製品(除湿器・加湿器・暖房器具etc.)すべてに言える内容ですが、エアコン・クーラーに関しても部屋の広さに応じた大きさの製品を買うのは大前提です。その中でも「部屋の広さよりも大きいもの」というのが大事で、大は小を兼ねるという言葉通り大きいものを買う利点は沢山あります。
※大きすぎても逆に燃費が悪いので実際の畳数同等か1つ上くらいで見てください
- 暖める・冷やす時間が早い
- 温度調整が早く電気代低減(小さいと余分な電力がかかる恐れ有)
- 性能の幅が広がる
エアコンは高額で大きな買い物なので「失敗した~」では済まないですよね。念には念を。面倒くさいかもしれませんが設置部屋の畳数は正確に調べておきましょう。
注意ポイント
暖房と冷房の適用畳数の違いもあるので、欲しいメーカーがあればこのポイントもしっかり確認していきましょう。 ※冷暖房どちらも使用するのであれば、違いは必ず見る事
【引用元:Panasonic】
省エネ機能
ランニングコストを抑えたければ省エネ機能の中身を知る!!
適用面積が同じなのに本体価格が十数万違う!?なんて事たまにありますよね?その理由としては「省エネ機能・付加機能(プラスα機能)」の搭載機能の違いがあるからなんです。
よく家電量販店で消費電力とか書いてあるけど、それで省エネとかって分かるの??
ある程度は適用畳数が同等なもので消費電力を見比べれば分かりますし、省エネ評価というものもあるので順に説明していきます。
まずはメーカーが記載している「消費電力」について説明しますね。
期間消費電力量とは
規格(JIS C 9612)より東京を基準に計算して算出される。使用条件が同じでも使用する地域で電力量は変わってきますので消費電力量の目安と考えましょう。
簡単に言えば一定の定められた環境で測定した電気消費量という事。
外気温度 | 東京 |
設定室内温度 | 冷房時27℃/暖房時20℃ |
夏期間 | 冷房:5月23日~10月4日 |
冬期間 | 暖房:11月8日~4月16日 |
使用時間 | 6:00~24:00(18時間) |
住宅 | JIS C 9612による平均的な木造住宅(南向) |
部屋の広さ | 機種に見合った広さの部屋 |
省エネ基準達成率
エアコンに限らず家電製品の多くには省エネ機能の表示が義務付けられています。そこで省エネ基準達成率(設定された省エネ基準に対しどれだけ達成できているのかというもの)で評価しているので豆知識として覚えておきましょう。
下記に省エネ評価の簡単な表があるので参考にしてください。
省エネ評価(★) | 省エネ基準達成率 |
★★★★★ | 121%以上 |
★★★★ | 114~121%未満 |
★★★ | 107~114%未満 |
★★ | 100~107%未満 |
★ | 100%未満 |
★が多いほど省エネ評価が高いと言えますね。
- リビング等使用頻度が高い場所は省エネ搭載を選ぶ
LDKは畳数が大きく必然的に消費電力が高くなりがちです。それに加え滞在時間も他の部屋に対して長い為、省エネ機能搭載モデルがオススメとなっています。省エネ評価が高い製品になってくると付加機能が多彩なものが多いので「室内環境を整える・子供に安全/安心な部屋作り」が出来ると言えるでしょう。 例:空気清浄・加湿・換気・除菌
- 子供部屋や寝室など使用頻度が低い部屋は安価で最低限の物を
使用頻度の低い部屋は、家庭によりますが10畳前後がほとんどなので使用電力もLDKに比べたらかなり下がります。高性能モデルの購入金額をランニングコストで補うには時間がかかってしまう為、安価な最低限の機能が搭載されている機種が向いています。
実は国としても省エネ推進に向けての取組を行っているんです。2022年末にはエネルギー消費量効率化やCO2削減を図る為の施策が公開されています。
プラスα機能
家電量販店などで品定めをしている時は全員と言っても過言ではない程、皆さんが気にする内容だと思います。実際に使い始めてしまうと忘れてしまっている機能もあったりしますけど、使いこなせるに越したことないですよね。
詳細は後半で記載していますので、ココではどんな機能があるのかをザっと紹介します。
- 空気清浄機能
- 除菌機能
- 自動お掃除機能
- AI機能
細かく上げだしたらもっとありますが、だいたいメインはこのあたりになってくるのではないでしょうか。
時代のニーズに合った機能が多いですね。菌に対する予防やメンテナンスの簡略化・AI機能なんて、、、進化がすごい!!笑
今は、この機能あったほうがいいな~これはいらないかな~程度に頭に入れといてもらえれば問題ありません。
では詳細の説明に入ります。
エアコンのおすすめ機能
室内環境を整える機能
空気清浄機能
今の時代、コロナウイルスの影響もあり空気清浄機能が付いている物も増えてきました。お子さんがいる家庭などは特に気にされている方も多いのではないでしょうか?
ただ、空気清浄機単体で買うと10000円~30000円程しますしメンテナンスしないといけない物が増えてしまいます。。。高いし面倒くさいですよね。
そこで空気清浄機能付きのエアコンが活躍してくれるんです!!
- ハウスダストや花粉などのアレルギー物質の除去
- ウイルス対策
- ペットやタバコなどのニオイ軽減
私が重度の花粉症ということもあり、我が家でも専用フィルターを使うことで空気清浄機能が使えるエアコンを使用しています。
もし空気清浄機能付きを選ぶ際は、粒子が非常に小さい「PM2.5」にも対応出来る高性能フィルターなのか確認するのがオススメですよ。
除菌機能
除菌機能については、加湿器や除湿器に搭載されている物もあります。でもそれくらい需要があって大切な機能ということなんです。
こちらも空気清浄機能と被ってしまいますが、お子さんがいる家庭などではウイルス対策に取り入れておきたい機能です。
各メーカー毎にプラズマクラスター(シャープ)・ナノイーX(パナソニック)・ストリーマ(ダイキン)・Premiumプラズマ空清(HITACHI)など様々な除菌方法がありますので、一度家電量販店へ行った際に見てみるのもいいでしょう。
空調機能
除湿機能 ※再熱除湿
エアコンの除湿機能の仕組みとしては、まず部屋の空気を取り込んで熱交換器と呼ばれる装置で空気の温度を下げます。結露した水分を部屋の外に排出する事により湿度を調整しているんです。(仕組み:空気中の水蒸気を冷やすと水滴に変わるから。冷たい飲み物のまわりに付く水滴が良い例です。)
ちなみに除湿には※2パターンあるので確認してみましょう。
【引用元:DAIKIN】
夏場の除湿は必須ですよね。
「除湿vs冷房」どちらが安く体感温度が低くなるの?どっちの方が電気代抑えられるの?という疑問1度は持たれたことないですか?そのあたりも今後記事にしていこうと思ってますのでしばらくお待ちください。
加湿機能
加湿機能搭載のエアコンメーカーはダイキン・パナソニックあたりになります。
加湿自体はものすごくメリットがありますし、最近では大容量加湿器やオシャレなインテリア向き加湿器などが出ていて、加湿は無くてはならないものになっていますよね。
しかし エアコン加湿となると条件が厳しく(外気が乾燥していると加湿能力が落ちてしまう)、価格コムなどのクチコミを調べると加湿機能が実感できないとの声も上がっています。※個人差があります
加湿機能を搭載する為に、ホースの増設がいりますし結露のリスクも高まります。この機能を他メーカーが取り入れていないのはこのような理由ではないでしょうか?給水いらずと言えど、このようなデメリットも把握した上で選んでいきましょう。
換気機能
換気機能とは、名の通り室内の空気を窓を開けずに換気してくれるもの。寒い時期など窓を開けたくても空けられない日があるものです。。。
タバコの煙やペットの臭い、ホコリ、チリ、ウイルスなど気になる空気の汚れを屋外へ排出し、屋内をきれいな空気で保ってくれるため重宝する機能になります。除菌機能と合わせればウイルス対策はバッチリですね!!
この機能はダイキン・パナソニック・コロナあたりのメーカーが搭載しているので、購入前に一応確認してみてくださいね。
お掃除機能
コチラの機能に関しては賛否両論ある機能なんです。
エアコン内部にある網戸みたいなフィルターに溜まったホコリを専用ブラシが往復して自動的にダストBOXに入れてくれる。
本来であれば2週間に1回くらい必要とされているフィルターの掃除を、半年に1回ダストBOXに溜まったホコリをゴミ箱に捨てればおおむね大丈夫とされている手間無し機能
お掃除機能付きって事は掃除しなくていいんだ!!
手間は省けるけど1~2年に1回は内部清掃クリーニングはした方がいいヨ。フィルター以外の箇所にカビや汚れが溜まってしまうからネ。メーカーとしても「掃除しなくていい」とは言っていないので気を付けましょうネ!!
掃除の手間が省ける良い機能なんですが、デメリットもいくつかあるので紹介していきます。今の上位モデルはほとんどの製品に付いていますが、一応参考にして頂ければと思います。
- 本体価格が上がる
- お掃除機能が付く事で内部構造が複雑になり故障リスクUP
- 内部清掃クリーニングが高くなる(お掃除機能無しとの差5000円~10000円程)
私の家は自動お掃除付きを使用しており、定期的にダストBOXのゴミを捨てています。内部クリーニングも2年に1度くらいでやっていますが、クリーニング頻度は環境によっても変わるので、信頼できるクリーニング業者に聞いてみるのが1番ですね。
自動熱交換器洗浄
【引用元:CORONA】
熱交換器洗浄を簡単に説明すると、エアコンの中にある「熱交換器」というものを利用し、カビとホコリを自分で洗浄する機能のことです。 熱交換器はエアコンが外から取り入れた空気を冷やしたり温めたりする場所です。 これを利用して空気を冷やし、大量の霜をつけ一気に温め霜を溶かして洗浄するという機能になります。
最新モデルですと、AIが搭載されているものもあるので、不在時の時間帯をエアコンが覚え、留守の間に掃除機能が自動的に作動してくれる機能をもつ機種も開発されていると言われています。洗浄で出た汚れた水は自動で排出してくれるので、手間なく使うことが可能です。
内部乾燥
内部乾燥とは、冷房使用後の結露を送風又は暖房運転により乾燥させてカビの繁殖を抑えて清潔に保つ機能です。水分はニオイの原因になるのでありがたい機能ですね。
内部乾燥1回あたりの電気代は、1円〜5円が目安と言われています。仮に1日2時間、毎日欠かさず内部乾燥をしたとしても、ひと月の電気代は約30円〜150円程度となります。カビが増えてしまってからでは遅いので、増殖を防止するため積極的に内部乾燥は取り入れていきましょう。
効率UP機能
スマホ対応
現代の技術進化はすごいですね!スマホと連動させることにより、外にいながら自宅のエアコンがON/OFF出来たり温度調整が出来たりとすごく便利な機能です。夏場の暑い時期や冬場の寒い時期には助かる機能ではないでしょうか。
比較的ほとんどのメーカーが対応していますが、購入の際は必要であれば搭載モデルか確認してみてください。
スマートスピーカー対応
- 洗い物
- 子供の着替え中
- リモコンが見つからない
- 夜暗くて見えない
このように手が離せない時にすごく便利です!!
リモコン探したり、取りに行ったりと当たり前のようにしていますが「付けたい!と思った時にすぐ付けれる」とういのはストレスフリーな機能ですね。
AI機能
こちらも時代の進化です!!
- 人の居場所
- 活動が多いエリア
- 日射の変化
- 人の周辺温度
- 季節ごとの室内・外気温データ
- 家具の配置
このように様々な生活環境の変化をエアコンが独自に学習して最適な使用をしてくれるエライ機能なんです。自分でわざわざ設定して、効き過ぎたら弱めて。。。というのも必要ありません。ボタン一つでエアコンがやってくれるんです!!
効率化は組み合わせ次第で、すごくストレスフリーになりそうですね。
エアコンを低額購入するには?
搭載機能を削る
・省エネ機能無しを選ぶ
まずご自身の設置したい部屋に省エネ機能がいるのかを見極める。これに関しては期間消費電力量×ご自身の電力会社の金額(1kWh)=年間電気代
実際、かなり使用しないと省エネ分の本体上乗せ金額をランニングコストで取り戻すことは難しいと思います。「電化製品は10年が買い替え目途」と言いますので、参考にしてください。※本体差額と省エネランクや家庭環境にもよる
なので、共働き家庭などで使用頻度が少ない家庭は省エネ非搭載でその他高性能な機種を探してみるもの1つの手だと思います。
・お掃除機能無しを選ぶ
お掃除機能のところでも説明しましたが、この機能に関しては良い面・悪い面があるので「1ヵ月に1回くらいは掃除するよ」って人はお掃除機能無しにして、10~12ヵ月に1回の内部清掃クリーニングをした方がいいかもしれません。
内部清掃クリーニングに関しても、お掃除機能有り無し関係なく清潔に保つためには必要なのでコチラの節約にもなります。(お掃除機能有りは無しの1.5~2倍の金額)
エアコン主要メーカー
気になるメーカーリンクをチェックしよう!!
記事まとめ
少し詰め込み過ぎたので、気になるところは読み返してもらってエアコン選びの参考にして頂ければと思います。
ありがとうございました♪