加湿器は、室内の湿度を維持することで快適な環境を作ることができる、とても便利な家電です。しかし、メンテナンスを怠ると逆に菌・カビを空気中にバラまいてしまう恐れがあるんです。
加湿器は、水垢やカビが発生しやすい!
しかも季節の変わり目なので長期保管は特に注意!!
掃除しないといけないのはよく分かってるけど、なにでどうやって掃除するのかが分からないから困ってるのよ。。。
この記事を読めば掃除もバッチリですので安心してください!!(^^♪
この記事では、加湿器の基本的な掃除方法について解説しています。洗浄剤の使い方、掃除の頻度、保管時の注意点、安全に使うための注意点まで、具体的な手順やポイントを紹介しています。 下記へ記事を読むメリットを簡潔に記載します。
- 加湿器の掃除方法を知ることで、長く安心して使用することができる
- 正しい掃除方法を知ることで、菌・カビの繁殖を防ぐことができる
- 毎日のお手入れ方法や、洗浄剤の使い方など、初めて加湿器を使う人でも分かりやすく解説
では、本文をご覧ください。
加湿器汚れの原因は「水垢とカビ」
空気清浄機とか除湿器は、空気から湿度とかホコリを吸うから汚くなる気がするけど、加湿器ってただの水を空気中に放出してるだけだから、言うほど汚れないんじゃないの?と思っている方も少なからずいると思います。
でも、すごく汚れるんです!!
加湿器の水垢
この汚れは水に含まれる「カルキ・ミネラル」が蓄積して付着したものです。吹き出し口に付きがちですね。
他にどのような汚れがあるのか見ていきましょう。
加湿器のカビ(赤カビ)
水垢(赤カビ)と呼ばれるもので、加湿器の内側に付着しやすく、掃除を怠ると固着して落ちにくくなってしまいます。
カビの繁殖。加湿器を準備したけど数日使用してから使わなくなり、数週間放置していたらこんな状態になっていました。。。使う前に気づいて良かったです。
乾燥による菌やウイルスの繁殖を防止する為に加湿器を使用しているのに、逆に体に悪影響を与えかねません。
加湿器片付け前の掃除方法
- クエン酸
- ぬるま湯
- バケツ(洗面台でもOK)
- 手袋
- 歯ブラシ(使い古しでOK)
- スポンジorメラミンスポンジ
- 汚れてもいいタオル
加湿器掃除の手順
①加湿器周りのホコリを取る
加湿器の電源を切って(しっかりコンセントを抜きましょう)、外側を乾いたタオルで拭いて汚れを取りましょう
②タンクの水洗い
タンクにもかなり水垢が付いているので水洗いを行います。この時タンクとフィルターを本体から取り外して水洗いを行ってください。
③クエン酸水を作る
タンク・加湿器の蓋・フィルターが入るくらいのバケツを用意します。無ければ洗面台や浴槽でも構いません。そこに、ぬるま湯を入れてクエン酸と混ぜます(ぬるま湯1Lに対しクエン酸5~10g※大さじ1.2杯)
※手袋はした方がいいです!!昔手荒れしたことあります。。。
④部品を付け置きする
加湿器部品を先ほど作ったクエン酸水に付け置きします。付け置き時間の目安は1時間程度で大丈夫です。加湿器の長期保管前は特に念入りに洗浄しないと菌が増えるので注意です。
写真の時は、クエン酸水が少なすぎて浸かりきらなかったので水垢が付着しているところだけ浸けてあります(笑)本来全部浸けた方がいいです。
⑤ぬるま湯で流しながら水垢を取る
スポンジなどで、全体をしっかりこすり洗いします。狭い箇所は使い古した歯ブラシなどを使うと掃除しやすいです。
私は懐かしの松井棒を作って使用しています(笑)
⑥全体をすすぐ
水垢や汚れ、クエン酸水がしっかり落ちるように水で全体をすすぎます。汚れが付着したままだと、固着して取りにくくなってしまうので注意してください。
⑦タオルで拭いて乾燥させる
乾いたタオルで水気が残らないように拭き取ります。ある程度拭き取れたら、風通しの良い日陰に置いて乾燥させてください。
直射日光が当たる場所に置くと部品の変形や変色に繋がる恐れがあるのでやめましょう。
クエン酸が無い時の代用品はあるの?
あります!!
それは、重曹orお酢です。
クエン酸も100均などで簡単に買えますが、いざ買いに行くってなると面倒くさいですよね。そこで、どこの家庭にもある代用品を紹介します。
クエン酸の代用は「重曹」
重曹で間違いないのは激落ちくんです!
これに関しては「どこの家庭にもある」とは言えないかもしれません。しかし、重曹を使うメリットもあるので、無い方は使用用途も多いため買っておいて損は無いはず。
- 研磨剤としても使えるので水垢を落としやすい
- 弱アルカリ性のため、たんぱく質を分解して酸を中和するので消臭効果がある
- カビ予防にもなる
掃除方法については上記内容と同じで大丈夫です。
デメリットを1点あげるとすれば、研磨の性質上フィルターの掃除には向いていないです
クエン酸も重曹も無いときは「お酢」でもイケる!
クエン酸がなぜ水垢汚れにオススメされているかというと、「ミネラル」はアルカリ性なのでクエン酸の酸性が効果的だからです。そこで、同じ酸性の「お酢」を使えばクエン酸と同様の効果が得られるという事です。
付け置きする際は水:お酢➡10:1の割合で混ぜてください。
しかし、こちらもデメリットがあります。
ニオイです
お酢の独特なニオイがついてしまうので、付け置きは短時間にしてください。洗浄効果はあるので気にならない方は大丈夫ですが、ニオイが気になる方はクエン酸の方がいいかもしれませんね。
ちなみに我が家は、料理に「おいしい酢」を使っているんですが、めっちゃ美味しいですよ!!おすすめです(笑)
加湿器 クエン酸掃除の注意ポイント
クエン酸水の分量
クエン酸の濃度が濃すぎると、加湿器部品にダメージを与えすぎてしまう恐れがあります。洗浄力が気になるからといって、分量を増やさないように注意してください。
付け置き時間も1時間が目安ですので、長時間の付け置きはNGです。
クエン酸による手荒れ
洗剤などに比べると肌に優しいとされるクエン酸ですが、皮膚のたんぱく質を破壊してしまうので手がガサガサになったりかぶれたりする可能性があります。
ぬるま湯も皮脂を落とす原因になるので、ビニール手袋などを使用することをオススメします。
水の温度
クエン酸水を作る際、水でもいいのですがぬるま湯の方がよく溶けます。よく溶け込んでいた方が付け置き効果が高いのでぬるま湯を使用しましょう。
しかし、熱すぎるのは加湿器部品に良くないので40~50度くらいが良いとされています。
加湿器の簡単お手入れ方法
少しのお手入れでも、続けることで加湿器の長持ちに繋がるんです。
水を溜めない
本体とタンクの間は水が溜まりやすいので一番カビの繁殖が多い箇所です。
ヌメリや赤・ピンクのカビが繁殖してしまう前にしっかりチェックしましょう。給水時に乾いたタオルやキッチンタオルなどで水気を拭き取ることをオススメします。
給水時にタンクをゆすぐ
毎日入れた水を使い切っていれば、おおむね問題ありませんが、大容量の加湿器で数日に1回の給水という方は、給水前にタンクの中をぬるま湯でしっかりゆすぐことをオススメします。
タンクに何日も水が溜まっているとヌメリの原因にもなってくるので、定期的な軽い掃除は欠かさずやっていきましょう。
加湿器掃除|まとめ
やってみると思っていたより簡単な作業なんです。用意するものも、案外家の中を探してみるとあるものです。
そんなに高価な家電では無いですが、せっかく快適な環境をつくる為に使用している加湿器なので、長持ちさせましょう!!
是非、今回の記事を参考にして頂けたら幸いです。